2015年1月27日火曜日

続:dreepsを参考にしたゲームについて。

昨日は若干ではあるがJKに傾倒しすぎてしまった。
反省を踏まえて、さらに思考実験を続けたいと思う。

放置ゲームのニーズについて考えてみる。

放置ゲームはやはり忙しい社会人=大人向けのゲームとすべきだろう。

プレイヤーは自分の仕事をしているのだから、自宅から出勤して仕事場について仕事をする。
仕事が終わればまた自宅に移動し、就寝。

就寝の時のGPS情報を取得して、「家にいる」のか「勤務地(出先)」なのかあるいは「移動中」なのか、という判定ができるだろう。

出勤の時は同時に家を出て、プレイヤーは職場へ、ゲームの中の主人公は目的地(学校だったり遊び場だったり)に向かう。

プレイヤーが「移動中」なら主人公も移動中になる。


自分が仕事をしている時間は黙々と「何か」をこなす主人公。
だけどそれを見ている暇はプレイヤーにはないだろう。

でもそれを「ダイジェスト」で見られたらどうだろうか。

たとえばプレイヤーの「帰宅中」にそれを見ることができる。
ゲームの中の主人公が日記を書いていたり、今日一日の回想をしていたりして、それがダイジェストになっていたら、忙しいプレイヤーでも、その日一日主人公に何が起きたのかが見られるだろう。



プレイヤーが自宅に帰ると、主人公(JKでも動物でも)も家でのイベントが発生する。ご飯を食べたり、遠吠えをしたり猫の集会に集まったり。

お風呂シーンなんかがあれば、どうだろうか。家に帰ったら見逃すまいと見るプレイヤーもいるかもしれない。

プレイヤーとは違う主人公の人生を追体験できる。それをあたかもリアルタイムのように。それによって、非日常をよりリアルに感じることができるはずだ。

放置ゲームの魅力はそこ(非日常の体験)にあると思う。だからこそ、世界観とストーリーが重要だし、そのためには魅力的なグラフィックやBGM・SEは欠かせないだろう。

ボイスはどうだろうか。

ストーリーや世界観は重要だが、何かセリフがあったりすると、プレイヤーが想像を膨らませる要素が減ってしまう気がする。自分を重ねたり、自分の理想を重ねる要素は多い方が良いだろう。

だから主人公は無口な方が良いし、顔が見えないぐらいでも良いかもしれない。

ゲームの中ではイベントがあるんだけれども、NPCも主人公もしゃべらない。しゃべってるモーションやSEはあるけれども、具体的なセリフはない。

そうすることで、プレイヤーが好きに思いを投影できるだろう。

ゴールについて。

大人はだらだらと、終わりのないゲームをプレイするのはいやがる人が多いと思う。

そうであれば、日付を取得してその時節に合ったイベントが起きたらどうだろうか。
JKが主人公なら、秋に文化祭や体育祭。動物が主人公なら、秋に冬を越すための準備のイベントや餌の奪い合いなど、季節毎にイベントはたくさんあるだろう。

そして、JKであれば卒業を、動物であれば、子孫を残したり生命を全うするなど、何かしらの目的を達成してゴール、というものが設定できるはずだ。


このゲームは、プラットフォーム、枠組みさえあれば、いろいろなキャラクターが主人公になり得ると思う。

自分はdreepsのような抽象性の高いゲームが良いと思うが、既存の創作キャラクターを主人公にしても十分に成り立つはずだ。

誰か作ってくれたら、是非プレイしてみたい。

2015年1月26日月曜日

dreepsを参考にした絶対売れるゲームについて

先週、dreepsというゲームが出た。
主人公が決められたマップをオートスクロールで横方向に歩き、ランダムに敵とエンカウントして勝ったり負けたり、たまに仲間になったりするアプリだ。
操作と言えば、ただ自分が起きる時間を設定して、自分が寝る時間に「寝る」スイッチを入れるだけ。
主人公を操作することはほぼ無い。


さて、この一見、何のおもしろみもないゲームとも言えないようなアプリの、どこが良いのか。

それは、時間を共有する相手(ゲームの主人公)の存在だ。
ゲームの主人公はけなげに歩き続ける。たまに敵と戦う。一生懸命に戦っているようだ。それをただチラッと見る。

SEやBGMの切り替わりでチラッと見る。

そうしながら自分も仕事という相手に立ち向かう。

つまり、「コイツが頑張っているから自分も頑張ろう」と思えるのだ。頼りない部下というか、ひょうきんな同僚というか、そういう存在。

さらに、お互いの干渉がないから、気を遣うことも気を遣われることもない。

それがとても心地良い。

さて、これを横展開して考えてみよう。

この主人公がJKならどうだろうか。テストや嫌いな先生・クラスメートと戦ったりする様を見届けるだけ。干渉は一切できないが、けなげに頑張る姿に励まされる。
軽快な作業用BGMが流れ、理解できるセリフはない。
ターゲットはJK好きの日本人はもちろん、海外の、日本の学生生活を知りたい・体験したいユーザにも受けるのではないだろうか。

売れる気しかしない。

ペットにしてもいい。猫や犬、ハリネズミやライオン、象やキリンでも良い。魚でも良いだろう。
彼らも何かと戦って生きているのだ。それを淡々とストーリーとして綴る。

売り方について考えてみよう。

ストーリーが一本道であることを考えると、売り切りが一番相性が良さそうだが、若干ハードルが高いかもしれない。
無料アプリにして課金システムにするとすれば、主人公を好きに着飾れるオプションはどうだろう。いわゆるアバターシステムだ。

好きな髪型にしたり、服を着せたりできる。

やはり、売れる気しかしない。

おそらくこのゲームシステムで重要なのは、語りすぎないストーリー(それにより膨らむ想像)、統一性のある世界観。それらを満たすグラフィックにBGM、SEだろう。

たぶん俺がここでこんな事を書かなくても、誰しもが気づいて誰かが作るだろう。

が、俺も一枚、それに噛みたい。