2012年6月29日金曜日

フォント制作まとめ

うーんどこに書こうかスゴイ迷ってるんだけど、ひとまずこのブログに書きます。消すかも。
参考資料
デザインの仕方について:
  • デザインの現場2009年6月号 付録 文字の作り方講座
  • TYPOGRAPHY 01
フォントデベロップメントについて:
  • 文字をつくる―9人の書体デザイナー
  • バン脳感 Vol.1 フォントをつくってみよう!(Hibiki)
  • そのほかAFDKOやFontForgeを触って覚える。
などです。
デザ現とTYPOGRAPHYの資料はほぼ一緒なのでその作り方が元。
フォントデベロップメントは色々なセミナーに出てみたり、ググってみたりしながらトライアンドエラーで行きたいと思います。
フォント制作がコモディティ化してる~なんて話もありますが、あんな教える気のないセミナーやられちゃうとやる気あんのか!って怒りたくなっちゃうのでsskさんの気持ちも少しわかります(違)。
また、今回はモリサワのMorisawa Type Design Competition 2012に出す事も一つの目標として、これを期日とする事で多少張り合いを出してやれるのでは、と勝手に思っております。
締め切り:2012年9月30日(日)
和文部門規定:
審査
応募者の氏名を伏せ、厳正に審査を行ないます。
品を応募した時点において、これらを承認し、応募作品はこれらの条件を満たしているものとします。上記と異なる事実が判明した場合は失格とします。
条件
・明石賞の応募作品は、上記に加えて、「権利関係」で定める条件を承認し確約したものとします。
・ファン投票への応募作品は、作品(和文部門:シート3、欧文部門:シートCの一部)を公式サイト上で公開することを承諾したものとします。
・応募作品ファイルの修整、削除、返却には応じることができません。
・株式会社モリサワとそのグループ会社の関係者は応募することができません。
発表
2012年10月26日(予定)。
審査結果は入賞者にメールで通知し、公式サイト、およびモリサワコーポレートサイトで発表します。
審査発表後、入賞作品以外の作品は公表されません。
権利関係
応募作品の著作権は各応募者が所有します。
ただし、すべての入賞作品の製品化に関しては、株式会社モリサワが結果発表日より1年間の優先的な交渉権を有するものとします。入賞作品の応募者はこの期間、株式会社モリサワ以外の第三者との間で当該入賞作品の製品化および使用許諾(ライセンス)に関するいかなる交渉、契約、覚え書き、取り決め等も株式会社モリサワによる文書での許可なく結ぶことはできません。
「明石賞」の応募作品は、受賞した場合に以下の条件に沿って株式会社モリサワへ受賞作品の権利を委譲することに承諾するものとします。
受賞後、モリサワの定める調整期間に加え以下の制作期間で受賞作品の追加制作を行う。
制作の内容および報酬は以下のように定める。
[和文部門]
モリサワの指定する字種(漢字550字/ひらがな77字/カタカナ77字/欧文・数字153字)を、モリサワからのフィードバックを受けつつ制作し、3 ヶ月以内に納品する。納品データにはフォントに必要なピッチ情報、カーニングペア情報などをふくむものとする。
和文書体 1書体:1000万円(ウエイト展開した場合1ファミリー:1,500万円)
[欧文部門]
モリサワの指定する字種200文字を収めたフォントまたはフォント作成ソフトのデータをモリサワからのフィードバックを受けつつ2 ヶ月以内に納品する。納品データにはフォントに必要なピッチ情報、カーニングペア情報などをふくむものとする。
欧文書体 1書体:200万円
(ウエイト展開した場合1ファミリー:300万円、複数ファミリー*に展開した場合:400万円)
*複数ファミリー…セリフ/サンセリフなど複数カテゴリをまたぐ書体選外作品の製品化に関しては、株式会社モリサワが応募者と交渉する権利を有するものとします。
ただし、株式会社モリサワ以外の第三者が選外作品の製品化等について応募者と交渉することを妨げるものではありません。
本規定に附属する文書
和文部門書式規定
和文部門の課題文字はサンプルシート1と2に示されている文字がすべてです。応募作品(書体)は1点につき計4枚の作品シートを下記の要領で作成してください。
作品シートは公式サイトに用意された作品シートのガイドファイルを使用して作成することもできます。
課題以外のシート等が添付されていても、審査の対象とはなりません。各サンプルシートは、応募者の参考に供するため、既存書体を用いて作成したものです。
作品シート1:課題全文字(1)
シート1は、課題文字の拡大見本および一覧の前半です。
http://gyazo.com/34b6836b456adcd972d9b2c8fdaff594
作品シート2:課題全文字(2)
http://gyazo.com/5542a7e9be31f9dda450e0e2f3e076e4
シート2は、課題文字の続きです。
作品シート3:縦組見本
http://gyazo.com/64f6dc5ce1a8f95d1e19ebae5a7c8171
作品シート4:横組見本
http://gyazo.com/67d2e6c7458a1b95e655e81b3242e33e
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審査員メッセージ:
小塚昌彦氏
モリサワのタイプフェイスコンテストが再開される。こんな嬉しいことはない。
前シリーズが主として20世紀末にあったことを考えるとき、新世紀にある今日はまさに文字、タイポグラフィを取り巻く環境も大きく変革している。活字、写植などを経てメディアの変化にとどまらず、ヴィジュアルコミュニケーションの手段は紙媒体を超えて映像の領域にはいっている。また身近なことでいえばフォントをユーザー自身が選択できる環境が整ったといえるのではないか。フォントに関心を持つ人が多くなったのも事実だが、同時にそのニーズに本当に応えなければならない時代になったといえよう。
フォントのデザインで最も大切なことは、用紙の枠内で「1文字」のデザインが完結しないこと、つまり平かなでいえば48文字が響きあうようなデザインが求められるのだ。特に初めて取り組まれる方にも楽しんで応募していただくことを期待したい。
 鳥海修氏
活字は文化の礎です。3・11を契機とした生活環境の変化に伴い、言葉やコミュニケーションの有様も変化するものと考えます。こうした状況下、PCの発達やグローバルな世界観などを背景に、活字はどのように変容するのか。私は新しい世界観を持った新しい時代の、肝のすわった活字が見てみたい。そして願わくば次の100年を担う本文用書体がこのコンテストをきっかけに誕生するとしたらどんなに嬉しいことだろうか。
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 制作の流れは今のところ以下のようにイメージ中。
  1. 書体のコンセプト決め
  2. 書体デザインの試作、かな例文の決定(決まらなければ『おにぎりのうまさ』)
  3. 基本12漢字(東国愛袋三永酬鷹力霊鬱今)のデザイン
  4. 決定したかな例文でかなデザイン
  5. かなを全かなへ展開
  6. カタカナのデザイン、全カタカナへ展開
  7. 拗促音と約物のデザイン
  8. センターを取る
  9. 従属欧文のデザイン
  10. CIDフォントの作成
  11. 組版で調整
  12. OTFフォントの作成
  13. 組版で調整
  14. 完成
果たして実現するのか不明なプロジェクトですが、期日を決めれば何とかやれそうです。がんばります。